調剤薬局事務は、特に女性の人気が高いお仕事のひとつです。
職場選びや勤務時間、雇用形態などの点で自由度が高いので、ライフステージに合わせて働き方を選びたい女性に人気があるのも頷けます。
今回は私自身が実際に調剤薬局事務として勤めてみて、女性の方、特に主婦の方や子育て中の方にとって働きやすいと感じた点をまとめてみました。
これから調剤薬局事務を目指す皆さんの参考にしていただけたらと思います。
特別なスキルが必要ない
調剤薬局事務は、特別なスキルや資格がなくてもできるお仕事です。
民間の資格もありますが必須ではなく、保険の知識なども実際に仕事をしながら覚えていく人が多いので、やる気さえあれば誰でもすぐに始められます。
資格それ自体よりも、知識や経験がより重要視されるのが調剤薬局事務の特徴ですね。
とはいえ、ある程度専門的な知識が必要なお仕事ではあるので、もちろん資格はないよりもあった方が良いです。
特に未経験から調剤薬局事務を目指す場合、基礎的な知識があるのとないのでは、スタートダッシュでの大変さがかなり違ってくると思います。
通信講座ならばちょっとした空き時間を利用して学習でき、数ヵ月で資格取得を目指せます。
自宅受験ができるものもありますので、家事や子育ての傍ら資格取得を目指してみるのも良いと思います。
調剤薬局事務で資格を取ることのメリットについては、以下の記事でも書いています。
自宅の近くで働ける
病院やクリニック・診療所などがあると、近くには必ずと言って良いほど調剤薬局がありますよね。
厚生労働省の集計によると、全国にある薬局の数はコンビニの数より多いとのこと。
最近はドラッグストアにも調剤薬局が併設されていることが多いですし、よほどの僻地でない限りは働く場所に困る事もないかと思います。
旦那様が転勤族の場合でも、引っ越し先で新しい職場を探しやすいですし、働く場所の選択肢が多いのは非常に助かります。
日曜・祝日は基本的にお休み
調剤薬局は土日・祝日お休みのところが多いです。
土曜日に関しては半日営業などで開いているところもありますが、特に日曜・祝日の場合、開いているのは当番薬局くらいです。
その理由は簡単で、「病院やクリニックがほとんどお休み」だから。
処方せんをもらったら、その日のうちに薬局で薬をもらう人がほとんどですよね。
定期でお薬をもらっている方で処方内容が変わらない場合、すぐに薬をもらわなくても良いこともありますが、それでも病院帰りに処方せんだけ置いていって、後日取りに来る人が多いです。
( ※ 処方せんが発行されてから4日以内(当日含む)に薬局で受け付けてもらわないと、処方せん自体が無効になってしまうため )
近隣の医療機関がほとんどやっていない日曜祝日に薬局を開けても、当然患者さんはほとんど来ないので、開ける意味がないんですね。
ちなみに同様の理由でお盆や年末年始も大抵お休みなので、家庭のある方にとっては良いと思います。
時短勤務など働き方を選びやすい
もともと調剤薬局事務は女性が多いこともあり、ほとんどの職場が時短勤務に対応しています。
正社員・契約社員・パートタイムなど、様々な雇用形態の求人が出ていますので、希望に合わせて働き方を選べます。
結婚や妊娠・出産、お子さんの独立など、ライフステージに合わせて働き方を変えられるのは、女性には特に嬉しいところ。
また、ほとんどの薬局が夕方には閉まるので、夜遅くまでの勤務が滅多にないのも特徴です。
こちらも日祝休みと理由は同じで、「近隣の病院が閉まったら営業終了」というのがほとんどの薬局のスタイルになっているためです。
日中に短時間だけ働きたい、という主婦やお母さんにもおすすめです。
体力的に楽なので、年齢に関係なく続けられる
入力作業などは座って行いますし、それ以外の薬局内の業務もあちこち動き回るようなことはないので、忙しい時でも体力的な負担は比較的少ないです。
重たい荷物を持つことも滅多にありません。
そのため調剤薬局事務には年齢の高い方も多くいらっしゃいます。
知識と経験が最重要なお仕事なので、一度始めたら長く続けられるのも魅力のひとつです。
最後に
以上、調剤薬局事務を目指す主婦の方へ、私が思うメリットについてお話させて頂きました。
今回は良い点について挙げてみましたが、実際働いてみて分かる調剤薬局事務ならではの大変さやデメリットも当然ありますので、そのあたりも別の機会に書いていけたらと思っております。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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